2024年度 traP第12回メンバー集会 らん☆ぷろ #traPmtg

らん☆ぷろムズすぎ

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らんぷろ してますか

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らんぷろはムズい

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難しいというか

大抵はウケない

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なぜウケないのか?

何言ってるかわからないから

理解できない→おもんない

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おもんないらんぷろの例↓

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おもろさは理解の先にある

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らんぷろで理解させるのは難しい

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1. 発表時間が短いから

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2. 聴衆の前提知識がバラバラだから

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どうすればいいのか

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理解のハードルを下げろ

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「せっかくのらんぷろだし
おもしろい発表にしたい...」

↑罠です

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おもしろくしたければつまらなくしろ

聴衆の知識レベルは相当低い

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天才の自覚があるならハードルを上げてよし

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(凡人でも)ハードルの高い話がしたい!!

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ブログを書け

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らんぷろをやれ

traPの知の交差点を続けていこう

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いま私がこうやってらんぷろしているわけですが、皆さんはらんぷろで発表したことあるでしょうか

僕はプログラミング教室でのLTなども含めて大体20回やりました。今ここに挙げているのは過去のスライドの一部ですね。何回からんぷろで発表してみて今更気づいた事なんですが、

らんぷろはクソ難しいです。ということで今日はなんでらんぷろが難しいか、じゃあその難しさにどうやって立ち向かうべきかを簡単にお話します

らんぷろは難しいというか、ウケないんですよね。ウケるらんぷろをしようと思うととたんに難しくなります。なんでウケないのか、

何言ってるかわからないからです。皆さん正直に思い出してください。らんぷろで何言ってるかよくわかんなくて、ずっとスマホを見ていた経験、あると思います。

ということで理解できないらんぷろはおもんないんですよね。

これは僕が実際に過去に行ったらんぷろのスライドの一部です。まあ今改めて見返してみるとなにが書いてあるか、何を言っているのか わからないんですよね。文字が多すぎるし読んだところであまりわからない。逆に言うと理解出来ればおもしろいんです。

おもしろさは理解の先にあります。まあ当たり前の話ですよね。理解してないのにおもろいって言えるわけないですよね。こんな当たり前のことなんですが、

こと らんぷろにおいては、この"理解させる"のが非常に難しいです。理由は主に二つあります。

一つ目、発表時間が短いから。当然、発表のおもしろいポイントにたどり着くまでの説明の時間も短くなってしまいます。

2つ目、聴衆の前提知識がバラバラだから。これがらんぷろの一番難しい所です。例えば「Goの1.24で新しく追加された機能のらんぷろをするよ」となったとき、SysAd班とグラフィック班の人の前提知識には天と地の差があるわけです。この状況で、SysAd班向けに簡単な説明をするとグラフィック班の人がスマホを見始めるし、グラフィック班の人向けに難しい説明をすればSysAd班の人がスマホを見始めます。

これが学会での研究発表であったり、プログラミング勉強会でのLT会だと話が別です。聴衆ほぼ全員が似通った一定の知識を持っているから、ハードルの高い発表ができるわけですね。

じゃあどうすればいいのか

簡単ですね。理解のハードルを下げればいい。知識が無くても理解できる、あるいは10分5分の説明で理解できてみんながおもしろさにたどり着ける内容の発表にしましょう。これだけです。いやお前のスライドで使ってるいらすとやの画像のハードルが高すぎだろ言われなくてもこんな難しいらんぷろしねーよってみんな思ってたかもしれませんが、実際皆さんがらんぷろをいざやるぞとなったら...

「せっかくのらんぷろだしおもしろい発表にしたい...」と思ってしまいます。僕がそうでした。

でも逆なんですね。おもしろくしたければ簡単にしましょう。聴衆の知識レベルは、発表者であるあなたの知識レベルよりめちゃくちゃ低いです。「これ俺が聞いてもつまらないな」って思うぐらいの内容で十分なんです。むしろちょうどいいくらいです。

話は少し変わるんですが、2019年に行われたらんぷろで、養生テープさんによる「クラトフスキーのclosure-complement problem」に関する発表がありました。これは位相幾何学において、ある部分集合に補集合を取る操作と閉包を取る操作を繰り返して得られる集合が何通りあるか、その最大個数は何個かというのを求める数学の問題なんですが、今僕が説明して皆さん絶対にわからなかったと思います。めちゃくちゃハードルの高い発表だったんですが、養生テープさんの説明が上手かったおかげで聴衆みんながおもしろいと感じることができた発表だったんですね。ただまあこういう発表ができるのは一部の天才です。少なくとも僕には無理です。

じゃあ我々凡人がハードルの高い話、高度でディープな話をしたい時、どうすればいいか。

ブログを書きましょう。traPのブログです。らんぷろ, つまり対面での発表は、今僕がしているように、ここにいる聴衆の皆さんの目と耳と意識を拘束する行為です。皆さんの可処分時間を強制的に奪う行為です。だから時間制限があるんです。だからハードルの高い話ができないんです。なら代わりに時間制限の無いメディアで発表しましょう。ブログです。ブログには強制力がありません、読みたい人が好きな時間に勝手に読んでくれます。だからいくら長い記事にしても問題ありません。ハードルの高い話はブログに書きましょう。

そう考えるようになってからいっぱいブログを書くようになりました。冒頭でらんぷろを20回やったと言いましたがブログはその倍以上, 50記事くらい書いています。新歓ブログリレーも始まりましたしみなさんも是非ブログ書いてみてはいかがでしょうか

と、いうことでうだうだ喋ってきましたがこれが最後のスライドです。らんぷろ難しいよねという話でしたが、じゃあそもそもなんでらんぷろをやるのかという話をしてませんでしたね。難しいのに。これはあくまでも僕個人の意見なんですが、らんぷろはtraPにおける知の交差点の一つだと思ってます。班に関係なく全員が参加するこのメンバー集会で、誰かの好きなもの, 作ったもの, 成功談, 失敗談をみんなで聴いて, emoineとか実況チャンネルであれこれコメントする。これは、いろんなバックグラウンドを持っている人がいるこのサークルでしかできない貴重な営みだと思っています。今日の僕の発表と矛盾するんですが、ぶっちゃけハードル高い発表しても良いです。ウケにくい代わりに、知の交差点を活性化するから。深い語りはみんなを巻き込んでもっと深くなるから。あくまでもウケを求めるならハードルを下げようねって話です。と、いうことで、まあなんでも良いので、ぜひみなさんも、らんぷろで発表してみてはいかがでしょうか という話でした。以上です